非リアVSリア充

恋愛観とかをテキトーに書いていきます。どうぞよろしくね!!

社会に貢献しない生き方

僕の親戚には、他者曰く「半分引きこもり」のような生活をしている子がいます。彼女はアルバイトもせず、ほぼ一日中家にこもってネットでお小遣い稼ぎをしているらしい。もちろん遊びに行くことなどないし、とにかく「消費」というものもほとんどしないそうです。聞くには、そんな彼女に家族はこぞって「働け」コールを浴びせているのだといいます。彼女のことを聞いた僕の親も意見は同じで、社会にもまれてうんぬんなどの論議を展開します。

 

これは一般的には当然のことでしょう。大人の年齢になったなら、働いて社会に労働力を提供し社会貢献をする。そしたら一定の月給を得て、プライベートの人間関係や趣味や自己投資などそれなりの消費をして過ごす…「そこそこ稼いで、そこそこ消費する」、これが典型的な社会人の姿であり、親もそうなるべきと考えるのは当然です。そしてこれでこそ日本の経済が循環します。でも僕は、こればかりはあまり家族と同じようには思ってはいません。むしろ社会に出る暇があるなら、ネットの収入を伸ばすべきだと思っています。

 

誰もが社会に出ることが必要かといえば、決してそうは思いません。なぜなら、社会も広い世の中の場所の一つにすぎないからです。いまやネットも大きな場所であって、ネットでお金を稼ぐには、ひと昔前よりかなり有利な時代であると言われています。一定の会社に雇用される生き方は、大多数の人が属しているがゆえに、あたかもそれだけが正しい生き方に見えるだけです。ではなぜ「雇用」が、大多数が取っている方法なのでしょうか。それはいうまでもなく、一定のお金を稼ぐのに最も簡単な方法だからです。なので僕はむしろ、彼女が雇用以外の方法でお金を稼いでいることが立派なことだと思っています。

 

もちろん社会人並みの収入がなければ、それだけ消費しなければいいわけです。みんなが「稼がない・消費しない」という生き方なら日本は当然終わりますが、まだまだたくさん消費し経済を支えてくれる人は多くいます。景気の低迷が続けば今後も消費しない生き方の人は増えるでしょうが、それでも本当に目立ってくるまでにはまだまだ時間がかかるように思います。

 

一人暮らしの場合うまくやれば年収100万円でも生活が成り立ちます。その子は今はお小遣い程度の収入とはいえ、今後もネット収入を伸ばし、社会にかかわらないで暮らすライフスタイルを確立するのも、なかなかいいのではないかと思うものです。ひっそりと期待しています。